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zoom RSS 神の馬 帰国

<<   作成日時 : 2006/07/04 12:48   >>

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95年、デビュー2戦目で英ダービーを勝ち。
その後、3戦目のキングジョージVI&クイーンエリザベス・ダイアモンドステークス。
4戦目で世界最高峰のレース、凱旋門賞を制し、4戦4勝で、
いわゆる「欧州三冠」を達成した奇跡の名馬、ラムタラ。

翌年、日高の生産者グループに33億という決死の金額でトレードされ、
44億のシンジケートを組まれて、日本で種牡馬生活を送っていました。

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それが10年目の今年、
とうとう大きな成果を残せぬまま、再び英国へ売却されることになりました。
その売却価格はおよそ3000万弱。
採算的には、このラムタラの購入は大失敗に終わりました。
日高の中小の生産者達には、余命宣告を受けたに等しい結果です。
また生産界に与える精神的なダメージも大きいでしょう。
「名馬は必ずしも名種牡馬にはならない」
という、ありきたりな格言を持ち出せばそれまでですが、非常に残念でなりません。

ラムタラは確かに名馬でした。
血統も申し分無く、素質も高く、デビュー戦を勝った頃には、
「来年のダービーも夢ではない」とまで言われ、
ドバイにあるゴドルフィンのトレーニングセンターで、一流の調教を施されました。
そして、体質の弱さからくるアクシデントにより、ぶっつけで英ダービーに挑むことになったものの、
2000ギニー勝ち馬、ペニカンプらを抑えて見事に勝利。
その後の活躍は周知のとおりです。
ちなみに、タイトルに「帰国」と書いてしまいましたが、
ラムタラの馬主はゴドルフィンを運営するオーナーブリーダーのマクトゥーム一族なので、
英国に帰国、という表現は正しくないかもしれませんね。

実は先週、部屋の片付けをしている際に、
10年前に自分が書いた、ラムタラに対する走り書き、みたいなものが出てきて、
懐かしくそれを眺めていたところでした。
そこへこのニュースが耳に入り、なんだか不思議な感覚になりました。
その当時書いた走り書きを、以下抜粋。


  「名馬」が、誕生した。
  1995年凱旋門賞。勝ったのは「神の子」ラムタラだった。
  新馬戦(*1)を勝った後、ドバイで調教を積み、1勝馬の身でありながら英ダービーに挑み、
  見事快勝。今までの競馬の常識に、エポックメイキングな風を吹き込んだ。
  3戦目のKジョージ6世&クィーンエリザベスSでは、古馬を相手に力の違いをみせつけた。
  これで3連勝、GI2連勝である。それだけでも名馬に違いなかった。
  そして4戦目に選んだのは、世界最高峰のレース、凱旋門賞だった。
  今までに無い超一流の対戦相手たち。初のロンシャン競馬場。初の道悪。
  厳しいレースである。しかしラムタラは勝利した。
  スタートしてから始終2,3番手を進む先行策をとり、500mもある直線の途中、
  他馬に並ばれたものの、二の脚と、並んだら抜かせない勝負根性を見せて、
  父ニジンスキーの果たせなかった、凱旋門賞制覇を成し遂げた。
  紛れもない名馬である。ラムタラの名は、少なくとも今後50年は語り継がれていくだろう。
  陣営の発表によると、この後、もう一つ残っているビッグタイトル、
  ブリーダーズカップ・ターフに出走し、四歳いっぱいで引退する予定であるらしい。(*2)
  私は只々、この名馬誕生の過程をこの目で見てこられたことを、幸運に思う。
                                1995,10,8 nohr

      (*1)実際にはワシントンシンガーSという準重賞
      (*2)結局ブリーダーズカップは回避し、凱旋門賞後、引退した。


私見としては、ラムタラは決して日本の馬場が会わなかった訳ではないと思うし、
ましてやラムタラの素質が低かった訳でもない。
強いて言うなら、時代が悪かったのかもしれません。
96〜06年という期間。
競馬ファンならピンとくるでしょうが、
これはあの怪物種牡馬、サンデーサイレンスが、日本の生産界に君臨した時期でもあります。
それだけに、良質の肌馬はサンデー又はその直子の種牡馬たちに集り、
ラムタラには自分の能力を伝えるに足るだけの、牝馬に巡り合えなかったのかもしれません。

しかし、サンデーは世を去ったが、ラムタラはまだこれからがあります。
自身の活躍した英国で、
是非ともその実力に見合った、確固たる成果を残して欲しいものです。






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